一人で外食するのが苦手な理由についての考察

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筆者はひとりで外食するのが非常に苦手です。ゆえ、もっぱら自炊派です。
自炊をすれば食費を節約できるし、味付けや材料のアレンジが自在で楽しく、趣味と実益を兼ねてはいるのですが。
たまにはお店の味が食べたい、と思う時があります。

ですがひとりで外食するのが苦手すぎて、前から気になっていたお店の前まで行ったのに結局家に帰ってきて自炊する、みたいなことが何度もあります。

ひとりで外食するのが苦手という気持ちは、分かる人と分からない人が二分するのではないかと思います。筆者からすればなぜ一人外食に果敢に出かけられるのか教えて欲しいです。

というわけで、今回はひとり外食が苦手な理由について考察してみます。

店という密閉空間の居心地の悪さ

ラーメン屋や個人が経営する定食屋をイメージしてみてください。
狭い扉から入って、一人客はカウンターに通されます。
目の前には店員がうろちょろしていて、隣には見ず知らずの人が無表情で至近距離に座ってるわけです。

店員同士は仲良さげに話しながら仕事をこなしている。隣の人間は一体何を考えているのだろうか。

いろいろ考えていると蛇ににらまれた蛙のように体が固くなり、そわそわしながら店を見渡したり特に用事もないけどスマホを開いてみたりするわけです。

ここには自分の居場所がない!と思う。
団体客に自分ひとりが囲まれた時は「早く帰らせてくれ〜〜」っていう気持ちでいっぱいになってしまったり。

食事がやってきた後も、店員や周りの客の無意識の圧を(勝手に)感じ、どうにもしっかり味を感じることなく食べ終え、店を後にします。

食事を待っている間や食べている間どんな表情をしていればいいのだろう?

ここは店主と店員のホームグラウンドであって、筆者にとってはアウェー戦なわけで。
周りの客がホームサポーターだとすれば、あなたは敵地にひとり佇むアウェー側の選手。まさしく孤軍奮闘。

慣れない空気に飲まれていつものプレーができない。そんな感じ。

注文や席のスタイルがわからない

ここの店は入ったら勝手に席を探していいのか、それとも案内されるまで待ったほうがいいのか。

席はカウンター?それとも小さめのテーブル?店の中の広さってどのくらい?

そしてお金と注文はどうやってするんだろう。券売機かな。後払いかな。
トッピングとか自分で決めなきゃいけないんだったらめんどくさいなあ…

とかお店の前でいろいろ考えてくると不安になってきて、美味しいご飯を食べたいという気持ちよりも恐怖心が勝ってしまい、お店に入る勇気がなくなってしまいます。

冷静に考えてみればとりあえず店に入ってみればだいたいわかるので、明らかに気にしすぎなのはわかってるのですが、考えずにはいられない。

過剰な未知への恐怖心

店員がどんな人かわからないので怖い

店員がめっちゃ怖かったらどうしよう?
入るなり追い出されたり、一人客だから迷惑がられたりしないかな。
あんまり身だしなみ整えずに家でてきちゃったから嫌がられたりしないかな、とか。

嫌嫌接客されたら不快な気分になっちゃいますね。それを想像して予め不快になってしまうという心理です。不快の前借り。

先に不安になってしまえば、後からどんなことがあっても平気かというとそうでもなく、実際店に入ってぶっきらぼうに接客されたらまた不快な気分になってしまう。
完全に損です。1粒で2回まずい、的な。

放任な店なら意外と大丈夫だったりする

筆者の場合、カフェはギリギリいけます。
こじんまりしたカフェはだめなのですが、スタバとかタリーズとか、チェーン店系で清潔感があって、店員の目が届かない場所に座れるゆったり目の店ならいけます。

最初に店員に注文をいうという難関を越えればあとは自分の自由にできます。
変顔したりノートに落書きしたりしてても周りの人の存在を感じることなく、自由にやれます。

なぜこういう店なら大丈夫かというと、今まで説明してきた理由の裏返しで、

  • 店員との物理的距離が遠い
  • 隣の客に近すぎない
  • チェーン店なので注文や席の勝手を熟知している
  • 何を注文したらよいかだいたいわかる
  • 帰りたい時は勝手に帰れる

というわけで、未知の要素が少なく、対人ステップが極力少なく済むからです。
店員とのコミュニケーションも未知の要素として捉えることができるので、やはり「未知への恐怖」は端的にこの状況を表していると思います。

総括

店のシステムや店員や他の客とのコンタクトに対する恐怖。
それは自衛心と自尊心の高さゆえ、と捉えることもできるでしょう。

間違えたら恥ずかしい、とか店員に聞くのはちょっと怖い、とか。
変にプライドが高いから、自分の知らない状況に恐怖を抱くのでしょう。

これに加えて、自信の無さと自意識の強さ。
自分が店に入ってしまって良いのだろうか?他の客や店員に迷惑をかけやしないだろうか?と心配になってしまうのは、自分と外の世界との間に無闇に高い壁を張っていると言えます。
通常、そこまで他人は自分自身について気にかけてはいないというのは頭でわかっていても。

誰かと一緒ならば、楽しんで外食できるのならば、それはきっと「友達と一緒にいる自分」という、「ひとりの自分」とは別の確立した自己がそこにあるからかもしれませんね。

最後に:別に苦手なら外食しなければいいんだけど…

筆者の場合、困ったことに、外食しておいしいものが食べたいのにレストランが怖いからお店に入れない。
まったく外食嫌い!というならばじゃあ家でずっと飯食ってればいいじゃん、となるのですが、そういう単純な状況じゃないんですね。

めんどくさい人間に育ってきてしまったものである。ひとり外食でひどい目にあったことでもあったのだろうか。

今回の考察は筆者自身の主観なので異論はいろいろあってよいと思います。
真剣に考えることに意味があるのです。

お読みいただき感謝です。さようなら。

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